【衝撃体験談】八王子発「ほねごり」接骨院の急拡大ビジネスモデルとは? 不安を煽る“カルト的”勧誘の実態を明かす

八王子を中心に、多店舗展開を急拡大している接骨院チェーン「ほねごり」がある。先日、私も関節痛が悪化したため、気になっていたこの院を初めて訪れてみた。確かに患者が多く繁盛している印象だったが、どうにも気になったのは、店舗のビジュアルにかかっているコストの大きさだ。歯科医院などであれば内装に力を入れるのも理解しやすいが、接骨院でこれだけ豪華なデジタルサイネージを設置し、多数の若いスタッフを抱えている様子を目の当たりにすると、「治療の本質とは関係ないのでは?」と思わずにいられなかった。

もっとも、若いスタッフを多く雇うことは、体力面やコスト面でのメリットがあるだろうし、彼らがここで実績を積んで、将来的にフランチャイズ展開の中核を担うことも視野に入れているのだろう。実際、フランチャイズ化すればROE(自己資本利益率)は高くなり、新規出店が相次ぐのもうなずける話ではある。

しかし、実際の診療を受けてみると、私の予想通り“金儲け”に特化した内容だった。かつて無料の育毛サロン体験を受けた際も、「頭皮がもう限界だ」と不安を煽られ、救済策を提示する手法を目の当たりにしたが、今回はそれ以上に“攻め”の商法を感じた。

受付後、まず立ち姿を2枚撮影され、別室へ通される。ホワイトボードには、撮影した私の背筋の写真が掲示され、そこから「このまま放置すると膝に水が溜まるかもしれない」「骨の変形が進んで手術が必要になる可能性がある」と、不安を煽るような説明が続く。姿勢が悪いためにこうしたリスクが生じるのだと、理屈を重ねて念押しし、最大限に危機感を抱かせるのだ。

そして次に、“救済策”として示されるのが、保険診療で受けられるマッサージや鍼治療(370円)に加えて、骨盤矯正・姿勢改善ストレッチ・インナーマッスル強化の3本柱で根本から治療していくというプランである。このロジック自体は否定しきれないものの、高額なメニューを勧める手法には強引さを感じる。ある程度健康な人でも、不調を過度に印象づけて不安を煽り、お金のかかるコースに誘導するのは、詐欺的商法と大差ないのではないかと疑ってしまった。

治療期間を尋ねられ、「2年くらいかかるのでは」と答えたところ、担当者はホワイトボードにさらっと「半年」と書き込む。そのうえで、ほぐしだけなら安く済むが対処療法にすぎず、骨盤矯正やインナーマッスル強化を含めれば総額で7,980円ほどになり、1回当たり1万円近くになると説明される。どこで治療を受けても結局は金儲けが絡むものだが、ここまで露骨に「今決めなければ損」と言われると、さすがに引いてしまう。

実際、ほねごりでは営業と施術が完全に分業化されており、営業担当が収益を生み出すカギとなっているらしい。待合室に目を向けると、高齢者や判断力が低下していると思われる人が目立つ。こうした層をターゲットに商売をしているように思えてならない。

施術前には、マッサージ担当が営業から症状を伝えられるのだが、「姿勢がめちゃくちゃ悪いんですよ」とわざと患者に聞こえるように言う。プライバシーへの配慮もなく、不安を煽る演出だと感じた。施術後は片足立ちを試させ、「骨盤が安定したからこれだけ立てるようになった」と強調し、さらにインナーマッスルを鍛える必要があると電気を流すマシンを取り付ける。負荷を上げた際に「ちょっときつい」と伝えても、「本来は倍の40が必要です。加齢で筋肉は1%ずつ衰えるんですよ」と再び不安を煽る。しかも、改善の効果を早く確認したいならと、次回予約を半ば強制的に取らせる流れになっている。

スタッフの中には、かつて野球をやっていた人もいるようで、私も同じく野球経験者だと話してみたが、身体を褒めることは一切ない。これはマニュアル対応、つまり組織ぐるみの方針なのだろう。スタッフ自身は「治療の論理的正当性」で自己を納得させているのかもしれないが、実際には心理学を悪用した営業トークにしか見えない。それでも患者が健康になるのだから問題ない、と考えているのかもしれないが、私には割り切れないものが残る。

「お金を得ることは、いつも汚い面を伴うのではないか」という思いが頭をよぎる。キリスト教の逸話で、商人の屋台をひっくり返したキリストが人間の救いのなさを嘆いたという話を思い出し、都合の良いときだけ聖人を引き合いに出す自分も偽善的だと痛感した。

最後に、施術後に再度営業担当と個室に入り、今後の治療方針や通院日数、回数券の購入を迫られた。都度払いでは損だから、今買うべきだと急かす。その場でサインしないと「今しかチャンスはない」とでも言わんばかりで、悪徳業者の契約勧誘のようだ。こうした手法に引っかかるのは、お金を持っている高齢者か、身体の不調と不安を抱えた判断力の弱い人々なのかもしれない。ネット上で口コミを検索しても、画像も検索しても、ほとんど個人が投稿した形跡がない。情報を取り入れていくことができない情弱という人達が多くいることを端的に表していないだろうか?

この「ほねごり」という接骨院のシステムが、まるで現代のカルト教団のように見えてしまうのは、果たして私だけだろうか。

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