ブログを運営しているが、X(旧Twitter)のトレンドキーワードに沿って記事を書き、投稿すると、PVが一気に跳ね上がることがわかった。結局、人の関心がどこにあるかを見極め、それに応じたコンテンツを提供すれば、読まれる確率は格段に上がるということだ。
とはいえ、この手法には葛藤もある。AIの進化が加速するなか、個人が発信するブログの価値は「体験に基づいた一次情報」に特化しないと埋もれてしまう。実際、私が風俗店で出会った女性とのやり取りを書くとPVが急上昇するのも、読者が「高額なサービスを利用する前にキャストや店舗のリアルな情報を知りたい」と思っているからだろう。こうして、自分の体験が誰かの意思決定に役立っていると考えると、意外と悪くない。
Xのトレンド「ひき逃げ」がもたらす衝撃
Xのトレンドを追う中で、特に目を引いたのが「ひき逃げ」というキーワードだ。事故の瞬間を捉えた映像は衝撃的で、車にはねられた男性が1台の車を飛び越えるほど吹き飛ばされる光景が映し出されていた。あまりにもリアルな衝撃映像に、人々は目を離せなくなる。そして、言葉では表現しきれない「生々しいリアリティ」が映像の力だと痛感した。
その一方で、私はふと、自分の過去を思い出した。
30歳の私が経験した「プチひき逃げ」
ひき逃げといっても、私は人をはねたわけではない。ただ、車をぶつけて逃げたことがある。あれは30歳のときだった。
仕事で疲れていた私は、眠気をこらえながら運転していた。前の車のブレーキランプが消えたので、「進んでいるのだろう」と思い、アクセルを踏んだ。しかし、目の前には停止中の車。気づいたときには衝突していた。
「やばい……」
そう思った瞬間、反射的にアクセルを踏み、通り過ぎた。「ちょっとかすっただけだし、相手も気づいていないかも」と都合よく考えたが、横断歩道の女子児童たちの丸い目がすべてを物語っていた。
「逃げろ」
心の声がそう命じた。
逃亡、そして恐怖
バックミラーには1台の車。まさか追われている? 不安に駆られながら、法定速度を超えてアクセルを踏み、近くのファミレスの駐車場へ。損傷具合を確認すると、フロントバンパーは大きく凹んでいた。あの「バーン!」という音は、やはりただの接触ではなかった。
しかし、逃げたとはいえ、事故現場が気になって仕方がない。未解決事件の犯罪者が現場に戻る心理とは、こういうものなのかもしれない。
恐る恐る現場へ戻ると、そこにはパトカーと警察官。そして、何やら話し込む男性の姿。私は凍りついた。遠目に見ても、明らかに「捜査が始まっている」とわかる状況だった。
「このままではまずい……」
再びアクセルを踏み、現場から離れた。頭の中には、「逃げられるのか?」という疑問がぐるぐると渦巻く。
ネット検索と罪悪感
「軽い接触事故でも警察は追ってくるのか?」
スマホで検索を繰り返した。出てくるのは「死亡事故でなければ捜査は厳しくない」という情報。しかし、そうでなければ、警察のヘリは毎日飛び回るはずだ——世の中は、軽微な犯罪で溢れている。
とはいえ、心の中では「もしカメラに映っていたら?」「後日、警察から連絡が来たら?」という不安が消えなかった。
そして今、この体験をこうしてブログに書いている。あのときの恐怖を思い出すと、背筋が凍るような感覚が蘇る。逃げたことを正当化するつもりはない。ただ、あの瞬間の焦燥感と、自分の取った行動の愚かさを、言葉で記録しておきたいのだ。
記事を書くことの意味
ブログを書く理由は人それぞれだが、Xのトレンドを活用し、自分の体験を交えて記事にすることで、多くの人に読まれることがわかった。特に、リアルな体験談は読者の関心を引きやすい。
風俗店での出来事や、人生の失敗談——こうした「リアルな一次情報」は、AIには書けない。だからこそ、今後もPVを意識しつつ、読者にとって価値のある体験談を発信していこうと思う。
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