金沢・浅野川の夕景と白糸像の水芸に癒される散歩コース

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泉鏡花記念館の所在を知ったのは、youbride で婚活している時だった。その女性は、成城生まれで、幼稚園の頃から泉鏡花の夜叉ケ池などを読まされていたという。

彼女が生まれてすぐに、母親が脳の病気になって、寂しい思いをして育ったから、子供が物心つくまでは、専業主婦でいたいというものだった。

電話で話して、それっきりになってしまった。メールでやりとりしているだけで楽しかったから、そのままでも良かったのだ。

電話でいったいこの僕の何がわかるというのだろう。

 

 

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浅野川の梅ノ橋付近にある「滝の白糸像」。これは、泉鏡花の代表作のひとつ『義血侠血』に出てくる女芸人をモチーフにした像です。 『義血侠血』は金沢と富山を舞台とした、水芸の女芸人と法律家をめざす苦学生の切ない物語。梅ノ橋はその物語の中で、二人が再開する場所として登場します。

ボタンを押すと、白糸像の手先から水芸と称して水が噴き出る。女生徒が何度か押しては楽しそうに笑っている。

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泉鏡花が幼い頃、通っていたお茶屋街↑

貧しさゆえに苦労している女性を多く見ていたのだろう。

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夜は蛍を見に行く。

時々小さい星のような光が空中に揺れてはとまる。小川でザリガニをとっているおじいちゃんに出くわした。ザリガニは蛍の卵を食べるから、来年のために、ザリガニをとっているそうだ。

今年だけでも800匹はとったということである。言っているそばから、つかまえて沿道の砂の上に投げて見せた。茶色のこうらをした小さなザリガニがひっくり返って、脚をバタつかせている。

「もう少し大きくなると、オレンジ色になるんだ」

と言うと、つかまえて川に投げ返した。

「戻して大丈夫なんですか?」

「潰しているから大丈夫!」

 

日夜、人知れず、努力している人がいてホタルも観ることができるのだ。人為を建設するための努力が学問の歴史と聞いたことがある。

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