東京都知事選挙が近づき、候補者が公示されました。多くの人が「やはり小池百合子で決まりだ」と感じているかもしれません。しかし、政策の内容を見ると、どれも似たり寄ったりで、何が本当に変わるのかが見えにくいと感じるのではないでしょうか。
ホリエモンこと堀江貴文氏が石丸議員を当選させようとネットで宣伝していますが、やはりまだネットよりも地上波の影響力が強いようです。インフルエンサーの経済的影響力は大きいものの、政治に関してはその言葉に責任が伴うため、ネットの力だけで信頼を勝ち取るのは難しい現状です。
親の老化と死別の恐れ
私自身の家庭でも、両親が高齢化しており、介護や死別の問題が刻々と迫ってきているのを感じます。最近では、ふと死神のイメージが頭に浮かぶことがあります。老衰を目の当たりにする中で、この縁起でもないイメージが湧いてくるのです。
死神といえば、暗いローブをまとい、顔をフードで覆った姿が典型的です。そのローブは深い闇の色であり、時には黒や灰色、夜の影のような色合いです。フードの奥からは無表情の骸骨の顔が覗き、空虚な眼窩が何も見ないようでいて全てを見透かす冷たい視線を放ちます。手には大きな鎌を持ち、その刃は鋭く光り、まるで魂を刈り取るために磨かれているようです。
孫正義のビジョンと未来への期待
最近、孫正義氏が株主総会で「私の人生の意義は人類の進歩のためであり、ASI(アーティフィシャル スーパー インテリジェンス)、人類の叡智の1万倍を達成するためにのみあります」と述べました。これまで人類の進化を担ってきたのは人類自身でしたが、これからはASIになるというのです。
このクロスオーバーの時期がここ10年から20年で訪れると彼は予測しています。この歴史的な地点に我々がいることを実感すると同時に、彼は「叡智の10倍がここ2~3年でやってくる」とも話していました。私もこのASIの実現した世界を肌で感じ、その恩恵を享受して生きていきたいと強く思います。
言語表現の手段としては、細かいニュアンスを伝えるのが難しいと感じています。言語には脳の働きだけでなく、その人の内臓の働きやその他多くの要素が影響しているように思います。
現代の人間の5分類と自分の位置
宮台真司氏は現代の人間を5分類しています。彼の分類は以下の通りです。
ミーハー的自信家
頭のいいニヒリスト
バンカラ風さわやか人間
ネクラなラガード
友人よりかかり人間
この分類は「期待外れにどう対処するか」を基にしたタイポロジーです。例えば、期待水準を低めに設定して期待外れの衝撃を回避する戦略を取るのが「頭のいいニヒリスト」です。一方、期待水準を高めに設定し、期待外れに規範的態度を示すのが「バンカラ風さわやか人間」です。
宮台氏の分類は現場観察からモデルを立て、修正しながら構築されたものであり、その姿勢には共鳴します。しかし、彼の理論には美が欠けていると感じます。三島由紀夫の『美しい星』に登場する教授に似ている部分がありますが、三島はインテリの醜さを見抜いていたのです。
結論
このブログ記事を通じて、都知事選挙やインフルエンサーの影響力、親の老化と死別の問題、孫正義氏のビジョン、宮台真司氏の現代人の分類について考察しました。私たちは歴史的な変革期に生きており、技術の進化が私たちの生活や言語表現にどのような影響を与えるか注目していきたいと思います。
ぜひ、皆さんのご意見や感想をコメント欄でお聞かせください。
コメント
コメント一覧 (1件)
いつも拝見させてい頂いております!大変興味深い記事でした。しかしながら技術の進化が加速したとしても感性の部分はあくまでも人なのだと思います。ファッションしかり、文学しかりです。