2つの心 重ね合う形はそれぞれか?

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前回のやり取り↓

こんばんは!

ご連絡ありがとうございます。

30日(木)でお願いします。忙しいと思われますが、お食事はできますでしょうか?

当日の駅を教えていただけると嬉しいです。

 長文を失礼します。横浜のSALONE2007を出てから考えていたことをお話したいです。

蒸し返して申し訳ないのですが、前の人の話を聞いていてすぐ、太宰治が頭に浮かびました。

 太宰の作品は、居酒屋にいる友人達に、お金が入ったから静岡の温泉旅館に行こうと誘い、金額をかなり盛って話していたため、皆が遠慮無く、飲み食いしているうちに、あきらかに足りなくなって窮地に陥る話、誘われると断れない性分のため、学費を夜遊びで散財して、実家に最もな理由をつけて催促する話、大学には、途中から出席もしていないのに、実家や近しい人達には、卒業できる風を装って安心させ、苦労する話とか、人間の弱さを道化て書いてあるものばかりなんです。

作者自身も破滅的な人生を送り、親族、身内の犠牲の上に成り立つ文学でした。人間の弱さを知る分、文面には、心に沁みるような金言や優しさがあって、それに支えられた時期もあります。しかし、私は彼のようには、絶対になりたくないと考えるようになりました。

太宰と三島の関係の記事↓(注:私は同性愛者ではないです!)

http://www.onechan1977.com/archives/3750637.html

太宰が『人間失格』を書いて、すべてを告白して死んだとされているのに異を唱えて、果たして告白は可能なのか? とアンチ太宰を標榜して書き上げたのが、三島由紀夫のデビュー作『仮面の告白』です。彼の作品の主人公は、寺の徒弟、海難事故で子供を亡くした奥さん、都知事選に出馬した夫婦、船乗りの若い男、婚約者のいる大学生等、多岐にわたるのですが、それぞれが皆、意思によってやり遂げようとするところに、刹那、垣間見られる美(詩)を現わしています。

三島が、太宰さんの文学は嫌いなんですと告げにまで行った強い気持ちは私そのもので、美帆さんの価値観や考え方に呼応するものではないかと考えています。

 どういうところを見て真面目に思ったのか? と問いかけられて、答えに窮したけど、人の深いところをみて、関係を築こうとしている姿そのものだとは言えないでしょうか。

最近美しいことあった? と聞かれて、船乗りの言葉が良かったとお伝えした、横浜「港の見える丘公園」からのプロポーズの言葉を添付します。↓

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大日如来参上のブログへようこそ。ここでは、性の本質、結縁の道、聖地巡礼、社会の問題、舞台や映画のレビュー、そして智慧の書など、多様なテーマを通じて、内なる美と智慧を探求します。
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