
店の異動が突然決まった。その新店舗でのミッションは、驚くべきことに「従業員数を半分に減らして利益を出せ!」という、スーパー業界のリアルな過酷さを突きつけられるものだった。まるでドラマのようだが、これが現実だ。
私はスーパーの鮮魚チーフ。正直、職場のストレスは想像以上に重い。従業員を減らして利益を上げるには、徹底した効率化やデータ分析が必須。これまでは、カードをスキャンしてから、夜な夜な作業をしてきたが、コンプライアンス強化の流れでそれも難しくなってきた。もし今後、完全に禁止になったら──正直、私のチーフとしてのキャリアが危うい。
そんなピリピリした気持ちを抱えながらも、前の店舗のスタッフやお客様は優しく送り出してくれた。たくさんの餞別ときれいな花束まで。セルフサービスが基本のスーパーではあまりない光景で、その温かい気持ちに救われたのは事実だ。
新しい店舗にわずかな希望を抱かせてくれるのは、新卒研修で知り合ったベーカリー部門の女性チーフ。実は一度か二度しか話していないのに、ずっと彼女のことが気にかかっていた。社内報でも紹介されるほど人に関心が強く、その活躍ぶりは私の直感を裏付けてくれた。
彼女とのやり取りで特に印象的だったのは、研修終了後、私が「ありがとうございました」と言ったときのこと。彼女は少し驚いた様子で「えっ、ありがとうございました?」と返したのだが、その一言にこもる絶妙な気遣いが、強烈に記憶に残った。「そっけないのに、妙に優しい」──そんな不思議なコミュニケーション力を感じたのだ。
スーパーの仕事はお客様との接点が少ない。毎日が表面的な会話ばかりで、内面を吐き出す場所も時間もない。結果として、私は常にモヤモヤを抱えてしまう。そんなとき、気分転換に走ってしまうのが私の悪いクセ。最近は「ルピナス史上No.1の衝撃」と評判のまいかさんを予約してしまった。
ただ、人生って考え方ひとつでどうにでもなると思っている。親との食事や仕事のスケジュール調整で、自由に動けない日々。それでも、その束縛があるからこそ、まいかさんのような“癒し”に出会えるのかもしれない。
そして、国立科学博物館で日本人のルーツを探索し、午後からはまいかさんと過ごす。こんな「文化と欲望の融合」を体験できるとは、なんとも贅沢な休日だなと自分でも思う。
私のようにスーパー業界の裏側で奮闘している人、あるいは息抜きを求めてさまよっている人もいるだろう。そんな人たちにこそ、このブログがリアルな共感を呼ぶはずだ。「ストレスだらけの職場」と「ちょっと刺激的な息抜き」、その両方を包み隠さず綴ってみた。あなたの心にも、何かが響けば嬉しい。
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