スプレーアートとの出会い
唐木田の図書館に行く途中、車窓から一瞬見えたスプレーアートが目に焼き付きました。昔、荒れた中学校の近くでは、夜になるとヤンキーたちが地元の商店街のシャッターにスプレーで絵を描いたり、「ホワイトローズ」という暴走族の名前を書いたりしていました。まるで犬がマーキングをするかのように、彼らは視覚的な痕跡を残そうとしたのでしょう。小便の代わりに、他人の迷惑を顧みずに描かれるこのスプレーアートは、一時期、街の風景の一部でした。しかし、最近ではこうした落書きを見ることが少なくなり、表現手段が変わったのかもしれません。
唐木田の図書館
八王子の図書館と比べて、多摩市唐木田の図書館はどこか趣が違います。特に興味深いのは、誰のアイデアかは分かりませんが、椅子の脚にテニスボールをかませて音が出ないようにしている点です。この小さな工夫が、静かな環境を保ち、利用者にとって居心地の良い空間を提供しています。
図書館は無料で利用できるため、学校帰りの高校生や主婦たちの憩いの場となっています。一方、ドトールやスターバックスはコーヒー代がかかるため、大学生以上の年齢層が主な利用者となっているようです。
図書館でのひととき
図書館の一角に、白い制服を着た女子高生が一人で座っていました。彼女は紙を両手で持ち、真剣に覗き込んでいました。しかし、時折私の方をちらちらと見ているため、私は不審者と思われているのではないかと不安になりました。その後、彼女は他のことも気になるのか、周囲をキョロキョロと見渡していました。その様子から、注意が散漫な印象を受けました。
彼女の肌はツヤツヤしていて、若々しさが溢れていました。白い制服を着た彼女が、かえって若々しく見えるのはなぜでしょうか。それは若さが持つ特有の輝きと、純粋な姿勢にあるのかもしれません。
若さを保つ秘訣
若さを永遠に保つためには、何が必要なのでしょうか。それは、他のものに興味を持ち続けることではないでしょうか。新しいことに挑戦し、常に学び続ける姿勢こそが、心と体の若さを保つ秘訣であると感じます。
図書館の静かな空間で、自分の思索にふけりながら、スプレーアートや若者の姿にインスピレーションを受けるひととき。このような日常の一コマが、私たちにとっての小さな幸せなのかもしれません。
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