池袋サンシャインでの出会い:内面と外見の狭間

※この記事は、過去の記事をより読みやすくリライトしたものです。

池袋サンシャインに13時の待ち合わせだった。ランチかお茶かの選択を迫られたが、相手に好印象を抱いていない限り、今回はお茶にするべきだと考えた。

池袋駅は「魔宮」とも称されるほど複雑で、池袋サンシャインへの看板を頼りに改札を出てから紆余曲折の道を歩いた。駅構内から外に出ると、コロナ禍が終えたかのような人出の多さに息をのむ。3密回避もどこへやら。

池袋サンシャインに行く看板が路上にもあり、池袋の経済の重要な施設であることを感じた。お笑いライブがあるらしく、スタッフの3人がチケットを販売している。地下のライブハウスでの開催らしいが、クラスターの心配はないのだろうか?それでも日本人の真面目さに感心する。道行く人の大半がマスクを着けている。

池袋サンシャインの中もまた「魔宮」であった。複雑で分かりづらい。水族館があると聞いていたから、行きたいなと思った。夜は会社の飲み会があり、以前の上司と17時に三鷹駅で待ち合わせていたため、16時にはここを出ないと間に合わない。

13時に2階の噴水前広場で待ち合わせた。白いスカートにピンクのカーディガンを着たSさんが現れた。目が大きく、綺麗に見えた。どこでランチをするか探し歩き、オシャレだからという理由でパスタの店に決めた。

テーブルにつき、マスクを外す。団子鼻と避けた口が見え、正直、ブスだと思った。しかし、笑うと目がとても優しい。婚活市場における私の相場では相応しいけれど、荒んだ心は「これと結婚してそれぞれの人生のしがらみに巻き込まれるより、ソープに時々行く方が楽しいよな」と情けない考えが頭をよぎる。異性との経験が少ない私は、高望みをしてしまうのだろう。情けない!

彼女は信金に総合職で入社したが1年で辞めた。高校出の叩き上げの上司が威張っていて、仕事も大変だったという。さらに、祖母と母が大病し、看病しなければならなかったためだ。その後、家を塾に改造し、母は数学、父は国語、Sさんは英語を教えている。彼女は英語を勉強し、教えられるほどの学力をつけたそうだ。

彼女の気のない対応が伝わっているのだろうか?苛々した様子で、彼女が頼んだ分のお金1300円を出してくれた。時刻を見ると、15時10分だった。水族館に行こうと思った。

水族館でのメールのやりとり

私:「お疲れ様です。

水族館のチンアナゴは一部だけでしたが、大人気でした。結構、客が入っていました。

コーギを長く育てたお話に豊かな愛情を感じ、涙腺が緩みました。

塾のご指導も頑張ってくださいね。

今日はありがとうございました!」

Sさん:「チンアナゴの写真、すごくきれいですね(´ω`)✨

ショーはやってましたか?

滑舌が悪くてすみません💦コリーです(kowtow)(コリーの小さい種類で、シェルティという犬種でした)

今日は池袋まで来ていただいてありがとうございました。また良かったら、どこか行けたら嬉しいです。」

私:「昨日、歓送迎会を終えたのが、0時過ぎでした。スーパーで働く人種は、みんなとワイワイやるのが好きなのが多いですね!

ショーはコロナの関係ですべて中止ということでした。ソーシャルディスタンスと注意喚起をしながらも、館内は密で、第2波が来るのは間違いないなぁと思いました。

すみません💦コリーでしたね🙇‍♂️牧羊犬という話でしたから、失礼しました。

こちらこそ、ありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。」

コロナ自粛なんて馬鹿みたい、免疫で治すものだと力説するオバさんが車上で演説している。本人は恥ずかしくないのだろうか?

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この記事を書いた人

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